論文のアウトライン




 論文には形式がある。修士論文でも投稿論文でも概ね下記のような形式をとる。ただし、細かな点は論文誌ごとに、また、論文誌かレター誌かなどによって異なる。たとえば、修論では目次は必要であるが、通常の投稿論文の場合は目次をつけない。また論文によっては結果と考察を一緒にする場合がある。また、結論とまとめは一緒にして"Summary and conclusions"とすることが多い。研究の方法や結果の章には適切な章題を付ける。章が長くなるときは、その下に節を設けてもよい。

  1. 序論 (Introduction)

    「序論」では過去の研究を参照しつつ問題点をうきぼりにし、本研究の意義づけと位置づけをおこなう。
    introductionに含まれるべきこと
    • 研究の主題は何か。
    • なぜその問題は重要か(それを研究する意義があるのか)。
    • その問題について過去にどのような研究がなされてきたか。
    • なぜその問題が解明されていないのか。
    • この研究の目的は何か、またそれはこれまでの研究よりどの点で優れている(価値 あるいは意義がある)のか、あるいは独創的なのか。

  2. 研究の方法 (Methodology)(観測法・解析法・実験法など)

  3. 結果 (Results)

    この研究で得られた結果を客観的にまとめる。

  4. 考察 (discussion)

  5. まとめと結論 (summary and conclusions)



論文の書き方
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