平成24年度地球水循環研究センター計画研究
報告会・CReSS 15周年研究会



研究会趣旨

 地球水循環研究センターでは、平成22年度から計画研究「偏波レーダの高度利用とそれによる雲・降水・大気水循環研究」を実施してきました。この計画研究は6年間の予定で、3年目にあたる今年度は見直しの年度となっています。この計画研究では当センターの偏波レーダの観測データを用いた研究だけでなく、雲解像モデルCReSSを用いた雲・降水システムのシミュレーションなどの研究が発展しました。本研究会はこの計画研究の報告会とCReSSユーザーの研究会を合同で行うものです。

 CReSSは1998年の開発から今年で15周年を迎えました。おかげさまで多くの方に支えられて、これまで発展することができました。現在、さまざまなコンポーネントとの結合や多様な目的の利用がなされるようになりました。本研究会では平成24年度の計画研究の報告をしていただくと共に、CReSSの利用者が一堂に会して、それぞれの利用の仕方を紹介していただくことで最新の情報を共有し、今後の研究や開発の方向について議論したいと考えています。さらに現在CReSSの利用をはじめた方、あるいは利用に興味のある方に情報を提供し、ユーザーの開拓をはかりたいと思います。

 本研究会は、計画研究参加者だけでなく、偏波レーダの利用者、CReSSユーザー、CReSS利用の企業・研究機関、これから利用を希望する方の参加を歓迎いたします。また、特に学生の方の発表を歓迎いたします。情報交換のための研究会ですので、利用計画や要望だけでも話題提供をお願いいたします。研究会の最後に総合討論として、CReSSの今後の開発方針、最新版の公開、地球水循環研究センターで実施しています毎日の気象シミュレーションの公開などについても討論したいと考えています。

 本研究会は公開ですので、当日、飛び入り参加も歓迎ですが、話題提供をしていただく場合は事前に申し込みをお願いします。なお、計画研究参画者は平成24年度の報告として話題提供お願いします。また、CReSSを利用された方は是非話題提供お願いします。

 なお、上記の計画研究「偏波レーダの高度利用とそれによる雲・降水・大気水循環研究」は、平成25年度から後半3年間を若干課題名を変更し「偏波レーダと雲解像モデルの高度利用による雲・降水・大気水循環研究」としまして継続する予定です。現在、この計画研究の公募を2月28日(木)締め切りで行っております。平成25年度の地球水循環研究センターの共同研究公募のお知らせをトップページに掲載してあります。本研究会にお越しいただいた方々には、是非、応募をご検討いただきますようお願い申し上げます。


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