エディタでお絵描き!

コンピュータ上でベクター形式(ラスター形式でない;点々の集合体ではない)の 絵やグラフを描くために色々なソフトウエアがあります.例えば, tgifやgnuplotなどの手軽なソフトや,GMTやGrADSといった高機能を備えた ソフト,ExcelやIllustratorといった商品もあります,

しかし,これらのソフトにも一長一短があり,常にあなたのニーズを満たしている とは限りませんし,実際,かゆい所に手が届かない事も多いはずです.また, それらのソフトを利用できる環境にないかもしれません.

そこで,このページではどのような環境であっても,エディタ(viでもmuleでも 秀丸でもedでも,とにかくテキストが書ければOK.)一つでベクター形式の絵を 描く方法を提案します.それはPostscriptを直接自作することです.

PostscriptはAdobe社が言語仕様を提唱したページ記述言語で,現在ではDTPや 商用印刷の分野で業界標準となってます.本来は紙に出力することを前提と した言語ですが,最近はPDF(電子出版の分野で有名)の元となった言語と しても注目されています.このページでは簡単なグラフを描くことを最終 目的として,簡単に(僕もあまり知りませんが)Postscriptを説明していきます.

Table of Contents

  1. 必要なもの
  2. Postscriptの基本
    1. お約束の"Hello world!"
    2. スタック指向
    3. 座標系の設定
    4. 図形を描く
    5. 文字を描く
    6. 色気を出す
    7. クリップ領域を設定する
    8. マクロ定義?
  3. Postscriptの応用
    1. 気温・露点温度・降水量の時系列をグラフにする
    2. EPSファイルをつくる
  4. 参考文献
  5. おまけ
    1. よく使う命令リファレンス
    2. 少し高度な内容(配列・制御文など)

ただいま作成中!
最終更新日時:

■注意■
私はPostscriptのすべてを知り尽くしている訳ではなく,このページの 内容は,色々なソフトの吐き出したPostscriptを眺めたり,参考文献を ぱらぱらとめくって見た程度の知識で書かれています.ゆえに,致命的な 間違いや,誤解が含まれている可能性があります.(きっと含まれていると 信じて疑いません)このページの内容により,あなたにどのような不利益が 生じたとしてもその責任は絶対に負いません.(特に,業務に使われる方は こんなページを参考にしないで,しかるべき文献をお買い求め下さい.) また、間違いに気づかれたかたは,メールでお知らせ下さい.
msaka@ep.sci.hokudai.ac.jp

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